寝室は感情を高ぶらせるような原色系の色は避け、淡い寒色系がおすすめ

寝室のカーテンに原色が向かない理由

寝室のカーテンを選ぶときに、何を基準にするのが良いでしょう。寝室は1日の疲れを取るために、良い睡眠を取る場所でなければなりません。リラックスして心地よく眠るためには、落ち着いた色のカーテンを選ぶことが大切です。なぜなら、カーテンや壁紙は夜に眠るとき、最も目に入りやすいものだからです。色は、神経を興奮させたりリラックスさせたりするので、目に入ることによって眠りにも大きな影響を与えてしまいます。「ベッドに入っても、なかなか寝付けない」という人は、カーテンの色を変えてみるのが良いでしょう。

寝室に向いていない色は、赤色などの原色です。寝室に原色のカーテンを使用すると、気分が落ち込み不眠につながりやすくなります。特に赤色は興奮作用があり、より感情を高ぶらせるので避けたほうが無難です。赤やオレンジなどの暖色系は、主に活動しているときに使われる交感神経に作用されます。寝る時間になって交感神経が優位になると、自律神経のバランスが乱れますが、その理由は目に入る色によるものです。赤いものをじっと見続けていると、体温や血圧が高くなることが実験結果で実証されています。赤色のカーテンを寝室で使用している場合は、ほかの色に変えてみることをおすすめします。

寒色はリラックスできて寝室に最適

良い眠りができるおすすめの色は、青色を中心とした寒色です。なぜなら、寒色はリラックスしているときに使われる、副交感神経に作用されるからです。落ち着いた青いカーテンを寝室で使用すると、神経が安らいで良い眠りにつけるでしょう。さらに青色は、赤色を見続けていて高くなった体温や血圧を、その後すぐに見続けることで徐々に下げていくことができます。風邪で熱がある人や血圧が高くてなかなか寝付けない人にも、青い寒色のカーテンがおすすめです。青色のほかにも、緑やベージュのカーテンもリラックス効果が期待できて良いでしょう。

寝室のカーテンに最もおすすめの色は、ダークブルーです。色のトーンが低く、落ち着いた雰囲気になるためにリラックスができて、昼寝の際には外からの光も遮ります。子供部屋は、床や壁などに明るい色が使われていることが多いですが、寝るときに落ち着かせるためには濃い目のダークブルーのカーテンが良いでしょう。
カーテンに合わせて、枕やベッドカバーを同じ寒色系で統一するのもおすすめです。インテリアにもなり、部屋全体のバランスがよくなります。床が茶褐色の部屋なら、ネイビーを合わせるとインテリアとしても落ち着いた雰囲気になるでしょう。